ホッキョクグマの生態について!
- はじめに
- 生息地
- 特徴
- ホッキョクグマの行動
- ホッキョクグマの狩りと食事
- 狩猟の原則
- ホッキョクグマの敵
- ホッキョクグマの暮らし
- 泳ぎが得意なホッキョクグマ
- ホッキョクグマの繁殖と子育て
- 人間に対する危険
- 豆知識
- 最後に
はじめに
こんにちはくろねこです。
今回の記事では、ホッキョクグマの生態ついて、簡単に紹介していきたいと思います。
ホッキョクグマは、皆さんご存じの通り、地上最大の肉食動物として広く知られています。現在の、ホッキョクグマの推定個体数は約26,000頭とされ、そのうち約60%がカナダに生息しています。
ホッキョクグマは一時、狩猟などにより絶滅が心配されていましたが、様々な保護活動により、危機を脱しました。しかし、現在では、地球温暖化などの環境悪化などの影響を受け、個体数が減少しているとされています。
生息地
ホッキョクグマは、北極圏周辺地域に生息しています。
北極圏の平均気温は、冬は-34°C、夏は0°Cです。冬の最も寒い地域では、-69℃まで下がり、夏の最も暖かい地域は、+ 32℃になります。
ホッキョクグマは、そんな北極圏の極寒の地域に住んでおり、その範囲は北で北緯88度、南でニューファンドランド島にまで及んでいます。
本土の流通地域は、北極の砂漠を通ってロシア、グリーンランド、アメリカ、カナダ(ツンドラ地帯)と続いています。
特徴
ホッキョクグマの特徴は何といっても厚い毛皮です。
毛皮は風に対する抵抗を防ぎ、熱を保温する効果があります。
ホッキョクグマは、-60前後の気温と160 km / hまでの活動的な風の状況で生活しているので、極寒な環境でも生き残るため毛皮はかかせないものになります。
また、その毛皮によって、冷たい水の中に飛び込むことが可能であり、北極圏の過酷な条件の中で移動することができるのです。
ホッキョクグマの行動
ホッキョクグマは仲間の中での争い、特に開放的な攻撃を特徴としていません。
また、ホッキョクグマは雪の中に自分の巣を簡単に備え付ける事ができるので、旅行が大好きです。
ホッキョクグマの狩りと食事
ホッキョクグマは肉食動物なので、動物の肉を好みます。
単独行動のホッキョクグマは、主な食糧源として、アゴヒゲアザラシなどのアザラシ類を捕食します。
アザラシの他には、鳥の卵、カリブー、クジラやジャコウウシの死骸、セイウチを襲うこともあります。
大人のセイウチは大きいので、捕食が難しいのですが、セイウチの子供は絶好の獲物です。しかし親に守られているので、親の鋭い牙の一撃をくらい、致命傷を負い最悪死に至ることもあります。
狩猟の原則
ほとんどの場合、ホッキョクグマの標的は潜在的な頭の出現を待ちます。
獲物が出現した後は、一撃の巨大な足でその獲物を気絶させ、獲物を氷の上に引き出します。
また、別の狩りの方法として、獲物が乗っている氷をひっくり返すことがあります。
この場合、狙う獲物としては、若くてまだ成熟していないセイウチです。
氷の下で体の半分を浸し、鋭い歯で獲物をつかみそして地表に引っ張り、獲物を獲得します。
ホッキョクグマの敵
大人になったホッキョクグマの天敵はシャチぐらいで、シャチも滅多に襲いません。
子供のときはホッキョクグマのオスやホッキョクギツネ、ワシやタカなどがあげられます。
ホッキョクグマの死は、ほとんどの場合、種内衝突の結果として、または大きすぎるセイウチを捜しているときに偶発的な傷害によって引き起こされます。
また、シャチやホッキョクザメは、大人や若い人にとってはある種の危険をもたらします。 ほとんどの場合、ホッキョクグマは飢え死にしています.
ホッキョクグマの暮らし
極寒の北極圏。ホッキョクグマは、その過酷な自然環境に適応してきました。
ホッキョクグマたちのくらしは、北極圏の特殊な自然のサイクルと、深いかかわりをもっています。
ホッキョクグマは6月頃になると北極の氷が溶けはじめ、生活が大きく変わります。
広がった海へアザラシが逃げることが多くなり、アザラシの子供も警戒心が強くなります。
氷盤が溶けると数百キロを何時間もかけて泳ぎ陸地を目指し、陸地へ辿り着くと、5ヶ月ほど陸地で暮らします。
陸地では食べ物が不足しますが、ホッキョクグマは新陳代謝を低く押さえて、なるべく体力を温存します。
海が凍結しアザラシを捕獲できる時期まで、草や果実などを食べ、夏を乗り切ります。
泳ぎが得意なホッキョクグマ
ホッキョクグマは泳ぎが得意で、水中では2分ほど息を止める事ができ、時速約10kmで泳ぐことがでます。細く長い首は、泳ぐとき呼吸するための進化といわれています。
また、足の一部は水かきになっており、前足で上手に水をかきます。後ろ足は舵をとります。
ホッキョクグマの繁殖と子育て
ホッキョクグマの交尾は、春から初夏にかけて行われることが多いとされています。
交尾すると受精卵の着床が遅いホッキョクグマは、その間に雪を掘って巣穴を作ります。
巣穴で冬眠し、11月から1月に通常2頭の子供を出産します。たまに1頭または3頭の場合もあります。
人間に対する危険
ホッキョクグマによる人への攻撃の事例はよく知られています。
生息地の近くに位置する集落の領土では、家庭ごみの入ったすべてのコンテナは、近づけないようにしなければなりません。
そのため、カナダの州の都市では、いわゆる「刑務所」が特別に創設されたそうです。
豆知識
ホッキョクグマの体を覆う白い毛、それは…実は透明なのです。
なぜ、透明なのに白く見えるかというと、光を透過し、内部が空洞になることから、散乱光によって白く輝いて見えます。
また、白く見える毛は雪や氷の中で狩りの時に姿を消すためのカモフラージュにも役立っています。
最後に
いかがでしたか。今回は、ホッキョクグマの生態などについてお話ししました。
ホッキョクグマは身近な場所でも会いにいけますので、ぜひ休みの日や連休などに出掛けてみましょう。